- 成昆線概要
http://sharemap.org/embed?path=public/成昆線
発展の遅れていた中国西南部と三国時代からの歴史ある商都成都とを結ぶ目的で建設され、1970年に開通しています。もちろんベトナム国境を睨んだ軍事的な目的もあったと思われます。
日本人の感覚でパッと地図を見ると、海に近い昆明からヒマラヤの麓の成都に向けて上り坂のような感覚になりますが、実際はまるで逆。標高2000mの昆明から標高500mの成都に向けての下り坂です。長江の支流沿いを下り、一旦上り坂で峠(と簡単に言っていますが、標高2500m級です)を越えて別の長江の支流の大渡河沿いに出て、成都に向かって下るというルートを通ります。
このあたりは谷が一筋違うと川の流れの向きが正反対になるので、地図を見てもどちらが下りかよく分かりませんね。
成昆線では南部に3つ、北部に4つのループ線があります。南から順番に見ていきましょう。
- 法拉・巴格勒
山肌の切り立った谷を左から右へと鉄橋で渡りながらループしていきます。巴格勒ループは法拉ループから約10kmほど。こちらも鉄橋で谷を渡る途中にループがあります。なお、巴格勒は「バーグラー」ないし「バーグルー」と発音します。
- 六渡河
写真はこちら → https://goo.gl/maps/Gmh35EaHDKG2
次回は成昆線の北部4ループをご紹介します。
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